無事にひとつ年を重ね終えた2024年10月17日。北海道も平地で雪が積もったなんていうニュースを聞いてしまうと、RVFで出歩ける場所もだんだん限られてくるなぁ・・・なんて思いが頭をよぎるものです。というわけで、路面凍結や降雪の心配をまだしなくて済むこの日、フラッと北関東を回ってくることにしたのでした。
ちょうどRVFのバッテリーも交換したばかりですからね(笑)
といっても、北関東って何気に結構訪れているので何かテーマでも設定しないと同じようなコースを同じように巡るだけになってしまいます。そこで今回は久々にD750を背負って、撮り鉄しながらのんびりツーリングを楽しむことにしました。
なお、もちろんランチはちょっとお高いハンバーガー♪
どちらかと言えばハンバーガーの方がメインの目的のような気もするのですが・・・(^ ^;;
Google Mapsで地図を見ながらルートを考えましたが、撮り鉄のメインターゲットをわたらせ渓谷鉄道にすることにしました。
そして撮影スポットには大正時代からの駅舎が現役として使用されている上神梅駅を選定。
この上神梅駅は無人駅なのですが、無人駅であっても鉄道会社の管理区域。なので本来的には入場券が必要という話を乗り鉄の同僚に聞いたことがあるので、その辺りも確認するため、同駅の隣にあるターミナル駅(?)、大間々駅に立ち寄って話を聞いてから同駅に向かうようにルートを策定しました。
ところでこの大間々駅のすぐ手前には上毛電気鉄道と東武桐生線が停車する赤城駅もあるので、立ち寄ることができれば結構充実した撮り鉄旅になるかも!?
ということでメインテーマとターゲットも無事決まり、早速出発!
撮り鉄するので前日までに時刻表をチェック。そうして列車がその場所にいる時間を下調べ(あるいは計算)し、そこから逆算して出発時刻を決定。しかし、帰りに高速道路を使うので行きは下道で・・・とケチった(わけではないけど)のがよろしくありませんでした。
方向的に下りだし渋滞もそんなに無かろうと思っていたのですが、原因不明の大渋滞などもあって、当初の予定に組み込んでいた赤城駅での撮影は間に合いませんでした。
やむなく赤城駅をスルーして、そのすぐ先にある大間々駅へ直接向かうことにします。
ところで往路は上武道路を使って赤城方面を目指したので、その途中にある道の駅 おおたに立ち寄ったりして(コーヒーブレイクしたり軽く何か摘んだりして)のんびりペースで行くつもりでいました。しかし結局そこも(時間的に)立ち寄れずじまい。赤城駅の撮影にも間に合わず、もう最初から躓いてます。
久しぶりのツーリングで時間を読み間違っているのかなぁ・・・?
それでも無事に大間々駅に到着。途中どこにも立ち寄らずに(唯一停車したのは出発直後の給油のみだ!)真っ直ぐにここまでやってきました。下道で!(笑)
さて、ここ大間々駅に立ち寄ったのは既に述べたように無人駅への立ち入りに関して説明を受けるためなのですが、実はそれ以外にも理由が。
実は前もって調べた情報で、なんとこの日は平日なのに観光列車の「トロッコ列車」が運行され、しかもここが始発駅であることがわかったのです!
駅前すぐにある観光案内所でバイクを置ける場所を教わり、早速撮り鉄に変身だ!(笑)
(駅舎脇にある自転車置き場において構わないとのことでした)
大間々駅は観光拠点なのか、駅の敷地内には展示車両もあります。わざわざ駅構内に入らなくても列車を間近で見られるというのは観光客にはありがたいかもですね。近くで見るとなかなかに歴史を感じる車両・・・という印象です。なお、中に入ることはできないようです(イベント時とかは入れるのかも?)。
そして。
実はその噂のトロッコ列車も、駅の外から間近で見ることができたりします(笑)
客車のマークもいかにも清流・渡良瀬川を走る列車という感じですね〜。
こうしてのんびり駅周辺をぶらついたら、駅構内での撮影に向かいます。まずは券売機で入場券を購入するのですが、ついでに駅員さんに上神梅駅構内への立ち入りを希望している旨を伝え、入場券の購入方法を尋ねました。すると駅員さんから衝撃の回答が!
「上神梅は無人駅なので好きに出入りして構いませんよ」
ということでした(笑)
上神梅駅の入場券問題はクリアになったので、それでは購入した入場券を使って大間々駅構内に入りましょう!
待合室を通って改札の人に入場券を見せていざ構内に入ります。
停車中の列車を撮影し、併設されている車庫の写真を撮影し、そしてまた跨線橋の上からちょうど上下線が揃ったタイミングで撮影をし・・・。
大間々駅は単線のわたらせ渓谷鉄道がすれ違うための場所でもあるわけですね。
跨線橋がある一方で、構内踏切もあります。都内で見かけることはほとんどないのでこれは珍しい!・・・と思います。
そのほか、「わ鉄のわっしー」なる撮影スポット(?)も。もっとも、この手のスポットはソロツーリングでは活用が難しいですが。
構内踏切を渡りつつ、停車中の列車を撮影することも可能です。もちろん、警報が鳴っていないことが前提です。
列車のカラーリングがまるで紅葉をイメージしていて綺麗でした。紅葉シーズンだから?それとも標準でこのカラーリングなのかしら?
こんな感じで駅構内での撮影を楽しんだら、そろそろ出発の準備をしますか!
駅の外に出ると、ちょうど車庫前に止まっていた列車(上の方の写真に写っていた車体)が動き始めたところでした。
なので駅の脇の踏切から去りゆく列車を最後に収め(上の写真左)、大間々駅を去ろうかと思ったら・・・。いつまでたっても踏切の音が鳴り止みません。
ですが、そんなに頻繁に列車が往来するはずはありません。なんだろうと思ってしばらく待ってみると、今走り去って行った列車が戻ってくるじゃないですか(上の写真右)!
そう、スイッチバックしてきたんです。別にスイッチバック鉄じゃないけれど、なんか珍しいものを見られて得した気分です♪
さて、そうしたらいよいよ大間々駅を出発して、一番の目的地である上神梅駅まで移動しますか!
上神梅駅は大間々駅の一つお隣で、RVFで移動しても10分もかからないくらい・・・だったのですが、おっそろしく低速の工事用車両が走っていてなかなか進まず・・・(^ ^;;
まぁあちらは働く車。こちらは遊びのバイク。ここは余計なことはせず、大人しくくっついて走ることにします。時間はまだあるはずなので!
そしてたどり着いた元々の目的地、上神梅駅。
さすが無人駅だけあって人影はナシ!(笑)
出入り自由であることは確認済みなので、気兼ねなく駅舎を眺めたりホームに出てみたり。そんな感じでのんびり過ごしているうちに、気がつきました。
列車が来る時刻を勘違いしていたことに。それもあってなんだかんだこの駅で1時間近くのんびりさせてもらうことになってしまいました(笑)
駅すぐ向かいのお家に住んでいるというお婆さんがやってきて(駅周りの花壇などの手入れをしているそうです)、話し込んじゃいました。駅前に住んでいても、その駅を使う人がほとんどいないため誰かと談笑するようなことがあまりないのかもしれませんね。
お目当てのトロッコ列車がやってくるまで、普通列車を見送ったり線路に降りてみたり(笑)
スタンドバイミーごっこができますね!
そんなふうにして待つこと数十分。とうとうその時がやってきました!
カメラを持ってうろついていたり、ホームで写真を撮ったりしていたからなのか、なぜか中高年のグループが集まるようになってしまい・・・。
トロッコ列車が上神梅駅を通過する時間はおおよそ計算済みなので撮影準備をして待っていると、何かがやってくると思った中高年グループもよくわからない顔をしながら一斉にカメラを構えはじめて・・・。
そして遠くに警笛が聞こえ、やってきましたトロッコ列車!
もちろん通過するだけですから、あっという間に通り過ぎていってしまいます。D750を連写モードにしてひたすらシャッターを切りまくり!
孤独に撮影を楽しむつもりが、思った以上にギャラリーが集まってしまいました・・・。まぁいいか。
そして走り去っていくトロッコ列車。後ろ姿だとわかりませんね(笑)
このわずか十数秒のために1時間近くここで粘ったわけですから、立派に撮り鉄の仲間入り?(笑)
ひとしきり鉄気分を味わったら、そろそろ出発して、次の撮り鉄ポイントに向かいますか!
ちなみに上神梅駅に着いた時には誰もいなかったので、RVFを駅舎前に置いて好き放題に撮影会(笑)
もうちょっと絞ればよかったかな?
上神梅駅から国道122号線に戻り北上すると、ほどなくして道の駅 くろほね・やまびこが見えてきます。本来であれば上神梅駅に来るまでの間にどこか(例えば先ほど触れた道の駅 おおたとか)で休憩しがてら何かお腹に入れるつもりでしたが、時間に追われてそれができなかったので、この道の駅 くろほね・やまびこで休憩も兼ねて何か食べておくことにしました。
が、実際のところ道の駅の食事処は求めているような軽めのメニューは無く、また軽食を取り扱うようなコーナーもなかったので、すぐ隣に並んでいるファミリーマートで軽めのブランチをすることに。
イートインもありますし、少しゆったりとコーヒーを飲んだりパンを食べたりしてリフレッシュ。
お腹もそこそこ満たされたので、出発します。
この道の駅(というか、ファミマ)のすぐ先で県道62号線(70号線と合一)が分岐するので左折してそちらに進み、赤城山の東面に沿うようにして森の中を駆け抜けます。この道中で少しそれたところに最後の撮り鉄ポイントがあってですね・・・。
まぁ、案の定曲がり道をうっかり通り過ぎて戻ることになったのはお約束ですが(笑)、峠道を軽快に走り続けて辿り着きました!
やってきたのは林野庁森林技術総合研修所 林業機械化センター。ここに、いわゆるSLが展示されているらしいことを知って、今回のツーリングのテーマにちょうどいいと思い立ち寄ることにしたのです。
結構間近で列車を見ることができ、SL運転席の中も(入れはしませんが)その様子をじっくり見学できます。林野庁の研修施設らしいのですが、露天にあって出入りに制限がかけられていないことから、多分これらの列車は自由に見学して良いものと思います(違かったらごめんなさい!)。
僕が滞在している間、本当に誰もきませんでしたのである意味穴場スポットなのかも?
おかげでじっくり見学も撮影も行うことができました。
しかしここを訪れている今はもうすぐ13:00になろうかという頃合い。上神梅を出て立ち寄ったファミマでファミチキをバーガーにして食べただけですから、さすがにお腹も空いてきました!
そろそろここを出て沼田方面に進み、ある意味一番の目的としていたランチをしにいくとしましょう!
ここまで走ってきた県道62号線で片品川を渡ると、右手に「利根沼田望郷ライン」との交差点が現れます。
利根沼田望郷ラインは結構長い路線で、沼田から奥地に伸びるあたりは走ったことがあるものの、ここいら辺は初めてです。やや高台に位置する農業地帯なので、視界は開けていて解放感抜群!
時折大きなトラックやダンプが通りますが、それもまばらなので少し景色を堪能しつつ写真撮影(笑)
今まで森の中を走ってきたので、こういう開けた場所がますます嬉しく感じるのかもしれませんね。
ただ、秋の日の釣瓶落とし。
まだ14時前なのに、もう夕方みたいな印象になりつつあります。だんだん気持ちが焦ってきますね〜。空腹感がその焦りを助長しているのは間違いありませんから、とにかくランチのお店へ急ぎましょう!
ハンバーガー、ハンバーガー、ハンバーガー!
利根沼田望郷ラインから少し外れつつ先に進み、国道120号線との交差点を左折して沼田IC方面へ進入します。既に街中なので道の両側にはお店が立ち並び始めていますが、その中の一つ、ロードサイド店のやたら大きなケーズデンキを目印にしてその脇の道へ入っていきます。
その先に、良さげなバーガー屋さんを見つけていたのです(^ ^)
あ〜、楽しみ!
そしてやって参りましたふれあい交流館!
ここは水上温泉郷の日帰り入浴施設です。日帰りツーリングでも宿泊ツーリングでも温泉は欠かせませんから、沼田から少しだけ足を伸ばして水上まで進み、ここで温泉をいただいたのちに、水上ICから関越道に乗って一路東京へ・・・という計画です。
ところで、例のハンバーガーはどこへいったのでしょうか?
当初、沼田にある0278CAFEというバーガー屋さんでランチをする予定でした。利根沼田望郷ラインに入ってからはもう本当に気分はハンバーガー一色と言っても過言では無く、まさにウキウキで突き進んでいったのです。
事前に定休日は水曜日であること、僕が訪れるのは木曜日であることなども確認し、道中Google Mapsで営業中であることを確認(「混んでいません」という表示が出ていた)してあります。
そして現地に辿り着いたのですが・・・まさかのお休み。
まぁ田舎のハンバーガー屋であることを考えれば、平日のランチの売り上げが見込めなければ定休日で無くても休みにしてしまうこともあるのかもしれません。が、こうして遠方から訪れる人も(たまには)いるのですし、定休日以外で急遽休みにするならばオンラインでそれを確認できるようにしておいてほしいところです(ホームページはなく、Facebookのみというのもどうかと思いますが)。
また、お休みにした理由がわからないというのがますます「なんだかなぁ」という気持ちにさせます。
※後日、食べログでは水・木が定休日になっていることを発見しました。本記事執筆時点でGoogle Mapsでは水曜日のみが定休日になっています。いずれにしても、複数のソースで確認しないとダメですね。反省。
(でも、やっぱり公式の情報を辿れるようにしてほしいです・・・)
幸い沼田は大きな町ですから、食べ物屋さんは他にもいろいろあります。でも気分はもう完全にハンバーガーだったので、例えば名物のとんかつにするとか、前々から一度訪れたいと思っているうまい焼肉♪あおぞらとか候補はありつつもそれらに切り替える気持ちにはなれず。
まさかマクドナルドってわけにもいかないですし・・・。
結局ハンバーガーに代わって食べたいものも思いつかず、もうランチは諦めることにしました。
そしてグーグー鳴るお腹を抱えつつ、なんとか水上まで進んできた、ということなのです。
実は途中道の駅 みなかみにも立ち寄ってみたのですが、これと言って食事のメニューは無く(ダムカレーくらいですかね?)、これもピンと来なかったので、本当に立ち寄っただけになってしまいました。そしてそのまま温泉へ。
ふれあい交流館の温泉施設はとても小さなお風呂で、洗い場は5個(くらい)、湯船もそれくらいの人数で結構パンパンになってしまう感じ。
ですが一番中途半端な時間に訪れることができたおかげか、ほぼ貸切で入ることができました。
同じタイミングで入ってきたおじいさんは両腕刺青でしたが、今の時代にこれで温泉OKは珍しい・・・のかな?
もっとも、その道の人というよりもいわゆる職人さんって感じの人で、間違いなく地元民なんですよね(笑)
この頃になるともう空腹感もずいぶん薄れてきます。
日が落ちると一気に寒くなるので湯冷めしないように湯上がりにコーヒー牛乳をゆっくりと飲んで、この後どうするかを検討しつつ少し長めの休憩をとります。
そうしているうちにあれよあれよとお客さんが入ってきてびっくり!
水上は温泉街なので日帰り入浴施設を使う人がこんなにいるとは思いませんでした(宿泊客なら宿泊先の温泉を使いますものね)。しかしあんなに人がいたら、お風呂キッツキツなんじゃないかなぁ。
いいタイミングでお湯をいただくことができてよかったです(^ ^)
さて、温泉で熱った体も落ち着いたところで帰路につくわけですが、さすがにこのまま高速に乗って東京まで戻るのはエネルギーが持ちません(RVFは温泉の前に給油済み)。なので水上IC手前にあるセブンイレブンで調理パンと牛乳で仮エネルギーをチャージです。
お店前でもしゃもしゃ食べていたら、ここも初めは誰もいなかったのにそのうちにお店前の駐車場は全て埋まってしまいました。
駐車スペースを占有して止めなくてよかった(笑)
さて、とりあえず胃袋も満たされたので関越道に乗って東京方面へ向かいますか!
水上ICから関越道に入るのは初めてですが、少し進んだ先の月夜野ICから向こうはよく知った道ですし、まぁ無難に上里SAあたりで遅めの昼ごはんというか、早めの晩ごはんというか、をいただく感じかな〜。
というわけで、上里SA。
ここでもこれと言って食べたいものが見つからず、まさかのラーメンになりました。上里SAって確かに規模は大きいんですが、実は食事のメニューってあんまりないんですよね。前もここでこのラーメンをいただいた気がするのですがねぇ・・・。
食後に甘いものとコーヒーで少しのんびりしつつ、高速道路の混み合いそうな時間帯を避けることにします(この時で大体17:30〜18:00あたり)。
八高線焼なんてのがあるんですね、びっくり!
撮り鉄ツーリングだったのでそれにあやかってチョイスしてみましたが、普通にワッフルケーキみたいな感じでした(笑)
可もなく不可もなくという感じでまぁ美味しかったですが、どのあたりが八高線なんだろうか・・・?
上里SAは群馬県から埼玉県に入ってすぐの場所ですから、ここまで来ればもう我が家はすぐ(でもないけど)そこ。
ただ、翌日が早い時間の出勤だったので、最後の休憩がてら三芳SAに立ち寄って明日会社に持っていくお弁当を調達。これで今日帰宅してからも少しのんびりできる〜(笑)
三芳SAからほんの5kmほどの所沢ICから一般道に入りましたが、こちらも渋滞らしい渋滞もなく比較的スムースに帰ってくることができました。
大まかに340kmほどとなりましたが、高速道路を差し引けば200km前後だと思います。コース長としてはまぁまぁいい感じ?
がっかりすることもあったけれど、なかなかに充実したツーリングとなりました。
なにより、ツーリングに行くの自体が久しぶりだったこともあって、とっても楽しいツーリングでした。
そろそろ雪の便りが聞こえてきていますが、年内にもう一回くらいツーリングしたいな〜。
というわけで、今回のレポートはこれにて終了、最後までお付き合いくださりありがとうございました!