印旛沼ツーリング

今の会社に全くの同期で中途入社した友人がコロナ禍真っ只中に退職し、紆余曲折を経て彼の実家が経営しているお弁当屋さんで働き始めました。
場所は千葉県の八千代市(東葉高速線の八千代中央駅からほど近い場所)。が、ここは埼玉県寄りの我が家からは訪れるのが結構大変で、なかなか顔を見にいく機会がありませんでした。

そんなある日、関東東北部の大きな水辺はそのほとんどを訪れたのに、印旛沼だけ取り残されていることに気がつきました。そして印旛沼に向かうなら、経路に八千代市をいれることができる!
ということで急遽印旛沼へのツーリングをしてきたのでした。

C2環状線から湾岸線経由で往路はスタート。所々渋滞はあったものの、ほぼ想定通りの時間で千鳥町ICに到着し、ここから下道(国道296号線)を使って八千代市街を目指すことに。なんで東関道に入らずに千鳥町で降りたかと言うと、そこから先が別料金になるからです・・・(^ ^;;
ところがこの国道296号線、なんとほぼずっと片側一車線!しかも右折レーンもほとんどないのに右折する車が結構ある!さらに踏切まで・・・。
というわけで、下道に降りてからの方が時間がかかりました・・・orz

それでも八千代市街に入ったので、コンビニに立ち寄って水分補給をしつつ件の友人に連絡を入れることにします。が!
まさかのiPhone11持ち出し忘れ判明!
突撃隣の晩ごはん状態で訪れることになってしまいました・・・申し訳ない。
それでもお昼時の忙しいであろう時間帯よりも前に到着することができたので、彼とも少し歓談することができました。
元気そうでよかった!

このお弁当屋さんから印旛沼までは10kmくらい。多少の渋滞はあるものの、お昼ご飯を食べるにはちょうどいい時刻ごろに印旛沼(A)に接している佐倉ふるさと広場という公園に到着。
オランダ風車を眺めながら、ランチタイムスタートです!

ちょっとどんよりした空模様になってしまいましたが、カンカン照りよりは過ごしやすいですし、かえってよかったかも。ただ、遠くでなっている雷の音が気になります。
お弁当は今時のおしゃれな感じのそれではなく、昭和感の漂う懐かしいお弁当。唐揚げでかいです。ボリューム満点!働く人のお弁当、という感じですね。

ちょうどひまわりが見頃を迎えていたようで、平日の昼間なのに結構な人出でした。
一人でこのお弁当を黙々と食べていたら、近くを歩きながら喋っていたおばさま方の会話が聞こえてきました。どうやらすぐそこの線路脇のコンクリート舗装された崖に、ポニョと名付けられたヤギがいて世間を騒がせたんだそう。
ほぅほぅ、あのヤギはここにいたのか〜。

お弁当を食べ終えたら(チョー満腹!)、風車やひまわりを眺めつつ佐倉ふるさと広場のすぐ脇に架かる飯野竜神橋へ。そこから印旛沼(A)を眺めてしばしまったりします。
一休みできたらRVFにまたがり、次の印旛沼(B)を目指して出発します。
雲行きが怪しいなぁ〜・・・と思いながら、道すがらのコンビニを通り過ぎたところで降雨に遭遇!しかも結構激しい!

今から先ほどのコンビニに戻るにしても距離があり、着く頃には結構濡れちゃいます。そこでやむなく雑木林で雨宿り。がこの道端の雑木林には雨は思ったよりも落ちてこず、というか、ほとんど濡れずに済みました。路面もここだけ乾いたままといった具合でしたし。
持参していたiPadで雨雲レーダー等をみつつ空模様をチェック。うん、20分程度で雨雲は抜けそう。じゃ、しばらくここでスタンバイですね!

予想通り雨はだんだんと小降りになり、やがてすっかり上がりました。もちろん路面はまだ濡れていますから注意しながら走り出したところ、数分もしないうちに路面も周囲も全く濡れた形跡がなくなりました。なんだ、もう少し走り抜けちゃえば雨宿りの必要もなかったのか(笑)
ま、それは結果論ですからね。

やや遠回り気味になるもののわかりやすい道を選んで進み、そうしてたどり着いた印旛沼(B)。

ところで印旛沼は(A)も(B)も、その周囲をぐるりと回ることはできません(少なくともバイクでは)。なので印旛沼(A)は風車のある公園に立ち寄っただけだったのですが、この印旛沼(B)も同様に目的は一つだけにしました。
その目的とは・・・。

ペリカン。
印旛沼(B)には「ペリカンのいる船着場」というのがあって、そこにいる(であろう)ペリカンを激写すること。
しばらくは誰もいない船着場(本当は入っちゃいけない場所なのかも?)だったので、じっくりペリカンを観察&撮影。ペリカンって、結構でかいんですね〜。飛んでる姿は結構凛々しい!
そんなことをしているうちに漁師さんたちが数人、軽トラックに乗って現れました。特に何も言われなかったので立ち入り禁止というわけでもなさそう?
ペリカンがここに来た理由はわかりませんが、ここにとどまっている理由は多分餌付けされてるからみたいですね。漁師さんたちの後ろをちょこちょこついて回り、魚をもらったりしてましたから。

ペリカンをたっぷり堪能したら、しばし印旛沼(B)を眺めてから出発します。
ここから再び印旛沼(A)に戻り、今度はコーヒーブレイクの準備をするのです!

というのも、印旛沼(A)には「一本松湧き水」という湧き水があるのです。ここでお水をいただいてその先の公園でコーヒーを淹れよう、というわけですね。やっぱりツーリングにはコーヒーがつきものですから!

たどり着いた一本松湧き水は結構な水量を吐出しています。触ってみると、ひんやりと冷たい水で気持ちいい!
地元の人はポリタンクに入れて汲んでいくらしく、行列ができることもあるそうですが、幸い今は誰もいない!独り占めだ〜(笑)
というわけで、持参したペットボトルにたっぷりとお水を入れている間に、RVFを撮影したりなんかして。
しかし気になるのはその水についての案内板。「飲用に適さない」って・・・??
ま・・・まぁ、「飲用できません」ではないので大丈夫でしょう(ヒ素の濃度が高めらしい)。

お水を汲み、ついでにたっぷりそのお水で水分補給もさせてもらったので、その先にある印旛沼公園に向かいます。展望台があるとのことですので、そこでコーヒーブレイクと洒落込みましょう!

駐車場が併設されているので(もちろん無料!)そこにRVFを止め、園内マップを確認したら展望台へ向かいます。もちろん、コーヒーセットを持って!
展望台へ向かう途中からも、印旛沼(A)を目にすることができます。かつてはお城があったようですね。城巡りが趣味の人も、ここへ来るのかな?

そしてたどり着いた展望台。おぉ、印旛沼(A)が一望できます。晴れ渡る青空から分かる通り、結構日差しが強いですが、僕が展望台についた時分には日も傾き始めており、ちょうど展望台中央付近に植樹されている大木がいい具合に日差しを遮ってくれました。
木陰でのんびりとお湯を沸かしコーヒーを淹れる。至福のひとときですよね〜。本来ならばこのコーヒーに合うお茶請けを用意するところなのですが、いかんせんまだ(!)お腹がいっぱいで、食べ物はいらない・・・(^ ^;;

小鳥の囀りなどを聞きながらコーヒーを味わい、一息つき終わったところで園内を散策。少し動いてお腹を減らさなくては。
結局ぐるっと公園を一周回って駐車場に戻ってきました。
ところで公園駐車場にあるトイレの入り口に燕の巣があり、4〜5羽の雛が親鳥の帰りをじっと待っていました。が、なんだかみんな元気がないような?親鳥がいない時の雛ってのはこんなものなのかしら?無事に育つといいけれど。

要所要所で休憩を入れはしているものの、この季節ですから既に体はもう汗びっしょり。シャツを絞れば水が出るどころではなく、絞らなくても水が滴りそうです。疲労も相応に溜まっています。とくれば。

やっぱり締めは温泉ですよね。
印旛沼(A)の近くに、佐倉天然温泉 澄流(すみれ)という日帰り温泉施設があります。複数の湯船がある相応に大きな温泉施設なので、それぞれの湯船に可能な限りゆっくり浸かりながら疲れをとりつつ、なかなか減らないお腹を少しでも減らすことにしましょう!

結局3つの湯船(どれも泉質が異なるっぽい?)に合計60分ほど浸かり、体も心もほっかほか。もちろん湯上がりのコーヒー牛乳で軽く水分補給をします!
この頃にはもうお腹も空き始めていました。温泉効果は絶大?
そしてここは日帰り温泉ですから当然に食事処が併設されています。

そこに入って、今日の夕食をオーダー。

本日の夕食は、「ハンバーグカレー(スパイシー)」とノンアルコールビールです(^ ^)
カレーライスだけではおつまみとしての色合いが薄いですが、ハンバーグがあることでおつまみ感もバッチリ演出。
美味しくいただき、ノンアルコールとはいえビールで熱った体にエナジー補給。少しエアコンが効きすぎな感じのする食事処ですが、アルコールっぽい雰囲気とスパイシーなカレーとで結局また汗をかくことに(笑)
流石にもう一度お風呂に行こうとまでは思いませんでしたが。

さて、難しいのが帰り道。ラッシュの時間帯を外せる時間まで温泉施設にいる計画を立て、実際そのようになったのですが、果たしてどういうルートで帰ればいいのやら。
希望としては一筆書きでツーリングを終えたいところですが・・・。

色々考えた挙句、不本意ですが往路でも通った国道296号線を使って戻ることに。その後国道14号線、国道298号線と進んで、市川北ICから外環道に入るルートです。
幸い、行きにあれだけ混雑していた国道296号線は比較的順調に進み、気づけば国道14号線との交差までたどり着いていました。
ここからは初めての道になるので少し注意しながら進み、外環道に沿って走る国道298号線との交差点を右折、しばらく外環道を横目に沿って走り、市川北ICから外環道へ入ります。

外環道に乗ったら和光市方面へはもう一直線。
ただ和光ICまで外環道を進むと、稀に美女木JCTから幸魂大橋(和光高架橋)方面にかけて詰まることがあります。なので手前の戸田東ICから下道に降りて、和光高架橋と並走する幸魂大橋を渡ることに(こちらの方がペースが早いなんてこともしばしば)。
結論から言うと、この日は外環道の和光高架橋も流れていたのでそのまま外環道を使ったほうが早かったかも。ま、下道もこの辺りの巡航速度はは結構なペースなので時間的に大きく異なることはないでしょう。

こうして見慣れた街並みに戻ってきたらもう我が家はすぐそこ。
今回も大きなトラブルなく無事に戻ってくることができて一安心。交換したウィンカーリレーも全く問題なしでしたし。
ただ、一筆書きができなかったのが心残り(?)ですが、それでもトータル180kmほどの久しぶりのツーリング。楽しむことができました(^ ^)

雨で少し汚れたので、またRVFを磨かなくちゃですね〜。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!