フロントブレーキキャリパーオーバーホール

パッドピンを取り除くために殻割まで行なったので、このままフロントブレーキのキャリパーをオーバーホールしてしまいます。随分以前にも行なったのですが、それからなんと3年近くも経過していたんですね〜。。。... [続きを読む]

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スターティングモーター分解整備

とにかく諦めが悪いので、できることは何でも試しておくことに。 さて、現状をもう一度確認しておきましょう。現状は、セルスイッチを押してもスターティングモーターがうんともすんとも言わない状態(リレーのカチッ音はします)。もちろん、バッテリー残量(電圧)に問題がないことは確認済み。 となれば、さしあたって問題はスターティングモーターにあるんじゃないかな〜、というのが素人の僕の見立て。どのみち、ハーネス途中に問題があったとして、それは自分じゃどうにもならない可能性が高いですし。 そこで早速スターティングモーターアッセンブリー(型番31200-MR8-018)の在庫を確認するも、これは既に入手不可。打つ手なしか〜・・・と諦めかけたときに、コチラコチラの情報を知り、スターティングモーターの中のブラシを新しくすることで再生できることを知りました。 その際必要になるのは
  • ターミナルセット、ブラシ x 1(31201-KS5-901)
  • ホルダーセット、ブラシ x 1(31206-KW1-901)
  • リング x 2(31207-KS5-901)
  • Oリング 24.4X3.1 x 1(91309-425-003)
  • Oリング x 3(91320-MB0-000)
の各部品。 いずれも交換品(消耗品)ですが、なんとこれら部品単位であればまだ注文可能(在庫数量はかなり少ないものもありましたが)じゃないですか! そこでいそいそと2りんかんへ出かけ(情けないけれど、もちろんフリードハイブリッドで、です)パーツオーダーを済ませてきました。 パーツが届くまで1〜2日ほどかかるとのことなので、先にセルモーターを外しておきましょう。そうすれば、パーツが届いたらすぐに交換作業に入れますものね。 まずはラジエーターをずらします。 エキパイを外した時も思いましたが、ラジエーターを前方にずらすと言っても、フロントタイヤとのクリアランスなんてほとんどないに等しく、この辺りへのアクセスはとてもやりづらいです。 なのでオイルフィルターの交換もついつい先延ばしに・・・(^ ^;; スターティングモーターの脱着時にはバッテリーのマイナス端子を先に外してかなくてはなりません。 ・・・というサービスマニュアルの指示に従い、ラジエーターをずらした後は、バッテリーのマイナス端子を外しておきます。 そうしたら、いよいよスターティングモーターの取り外しにかかります。緊張!
最初にスターターモーターターミナルカバーを外します。が、このゴムカバーがもうだいぶ硬化していて外れないの何の・・・。 なんとか頑張って外したものの、カバーが裂けてしまいました。これも合わせて交換しなければなりませんね。ちなみにカバーの型番は32411-253-000(後期型用)です。 それからターミナルナットを外し、スタータモータケーブルを外します。ちなみにこのスタータモータケーブル(サービスマニュアルとパーツリストの間で表記に揺れがあります)は、バッテリー側から電気が流れてくる+端子。 ではマイナス端子は何処かと言うと、端子そのものはなく、スターティングモーターを固定するボルトが(ボディ)アースとして機能するんだそうです。
マイナス端子の役割も担うそのマウントボルトを外せばスターティングモーターを取り出せるのですが、これがまた奥まったところにあってとても外しづらい!! メガネレンチやラチェットレンチなど、手持ちの工具を総動員してなんとか外しました(ディープソケットでなかったら外せなかったかも・・・)。
マウントボルトが外れたら、後はスターティングモーター本体を車体左側にガシガシと揺すりながらずらしていきます。揺すったり力を入れて引っ張ったりしながら格闘していると、ある時にスポッと外れます(笑) 外したスターティングモーターとその接続口(スタータクラッチ)。 どっちも激しく汚れてますね〜。こんな機会でもないとスターティングモーターを外すことなどないのですから、スタータクラッチ側も少し綺麗にしておきたいところですが、そもそも現状ではそこに手を入れることすらままなりません!(笑) この写真も、iPhone5Sをああでもない、こうでもないと試行錯誤しながらようやく撮影できた一枚なのです。 フロントタイヤ、ラジエーター、エキパイなどを取り外さないとここは洗えないんじゃないかと・・・。 取り外したスターティングモーターは交換部品が手元に来るまでそのまま保管しておきます。 そして後日。 その部品が届いたのでいよいよ分解整備開始です。 さぁ、もう後には引けません! まずスターティングモーターのケースボルトを外します。
が、このケースボルト(ちなみにこれはサービスマニュアルの表現。パーツリストではセッティングボルトと呼ばれている)、なんとサイズが7mm! そんな半端なサイズ、持ってないよ・・・。 というわけで、慌ててKTCの工具を扱っている島忠ホームズでM5-0607を購入。ちょっと段取りが悪いか!?(笑) ケースボルトを外すとフロントカバーを取り外せるようになります。 こちら側はシムロックワッシャとシム(2枚)だけなので特に難しいことはありません。スパッと外して脇に寄せておきます。 むしろ本丸というべきはリアケース側。 というのも、こちら側にターミナルがくるからです。なお、リアケース側はボルト等で止められていないので、スターティングモーターを外した時点で(実はすぐに)取り外すことができます。 固着して外れない人もいるそうですが、僕のはすんなりと手で外れました。
カバー側にも本体側にもカーボンスラッジが大量に! もっとも、それはあらかじめわかっていたので、下にいらないチラシなどを敷いて作業しているわけですが。
ターミナルからボルトやワッシャなどを外していきますが、この時の順番を控えておきましょう。というのも、その順番でまた組み戻していくからです。 僕はそれを怠ったので(というか、知らなかったので)後でえらい目にあいました。 ところで(おそらく)インシュレータワッシャ、一部欠けているんですが大丈夫でしょうか・・・。 ちなみにインシュレータワッシャはパーツリストには型番がないため純正部品としては取り寄せできない模様。折れたり割れたりした時は、どうしたらいいんだろう?汎用品があるのかな? ターミナルからワッシャ類を外せばリアカバーとターミナルを分けることができます。 この時も大量にスラッジが落ちます。
ターミナルを外した本体側、つまりアーマチュアですが、そこにもシムが入っていました。 しかしどう頑張って確認しても2枚しか入っていません。 ですがサービスマニュアルのイラストを見るとどうも4枚入っているようで・・・。 えぇ、必死で探しましたとも。 実は最初は1枚しかなかったのですが、よくよく確認したらそれは2枚が重なっていて1枚に見えたということがわかったので、それがさらに重なっているのではないか、とか、アーマチュアにまだくっついているんじゃないかとか・・・。 そしたらなんと。 この部分の「個数」欄はハイフン、つまり数字の記入がなく、備考欄にこうありました。 「分解時、枚数を確認しておく」 ロットによってシムの枚数が違うのかなぁ・・・? ま、とりあえず僕のはこの2枚だけで問題ないということなのでしょうから、作業を先に進めることにします。 最後に本体からアーマチュアを引き抜き、スターティングモーターのすべての部品を取り出しました。思ったより部品点数の少ないパーツなんですね〜。
気持ち全体を磨いておきます。 しかし長年の間に付着した汚れは落としきることができず。 水やお湯につけていいのかわからなかったので(少なくともフロントカバー側にはニードルベアリングが入っていますし)、とりあえずパーツクリーナーとピカールで擦れるだけこすりました。 あんまり綺麗にならなかったですね。残念。
やりやすいフロントカバー側から組み戻しを始めましょう。まず最初にするのはOリングの交換です。古いそれを外して新しいそれをはめるだけです。
新旧のOリングを並べてみると、結構潰れているのがわかりますね。新しいOリングをはめ込むと、なんか隙間があるように見えてしまいます(笑) ただ、ここで一つ失敗。 このOリングは装着時にオイルを塗布するように指示されていたのに、見落としてそのままの状態で取り付けてしまいました。あー、失敗しました・・・。
でもそのことに気がついたのはスターティングモーターをRVFに戻してからだったんですよね〜。つまりこの時点ではそれに気づいていません。なので作業はどんどん先に進んでいくのでした。 フロントカバーにロックワッシャ、ワッシャを重ねていきます。
シールリングも新しいものに交換します。これはフロントカバーを本体に取り付けるときに使います。
向きを間違えないように注意して、アーマチュアを本体に戻します。磁石の強い力が働くので結構引っ張られます(笑) 先ほどのシールリングを間に挟むようにしてフロントカバーを取り付け、こちら側は完成です。 次に、今回の作業のメインイベント、リアカバー側・・・というか、ターミナルの交換を行っていきます。 でも、これまたスターティングモーターをRVFに戻してから知ったのですが、このアーマチュアのカーボン汚れが付着している部分をサンドペーパーなどでこすってきれいにしなくてはいけなかったんですね。 この汚れが原因で通電状態が悪くてモーターが回らない・・・とかだったらどうしよう・・・。
新旧ターミナル比較。 ターミナル部分はそっくり新しいものに入れ替えになります。
今回の作業実行の主要因だったブラシ部分を比較してみます。すると一目瞭然、かなりチミてますね〜。この削れ具合がスターティングモーターの動作不良の原因であって欲しいと切に願います。 だってそうであれば、この作業完了後にはスターティングモーターが元気よく回り、クランキングからエンジン始動につながるはずですから・・・。 では新しいターミナルを組み立てていきましょう。
旧ターミナルと同じ形に組み上げていけばいいだけですので、ブラシホルダにターミナルボルトを(旧ターミナルのそれを参照しながら)接続し、同ボルトにワッシャやナットを正しい順番で取り付けていくわけです。 なお、正しい順番はこの写真の通り(のはず)。ただし、左から二つ目のOリングは新品に交換します。
ここのOリングも結構潰れてますね。最初、ワッシャにこびりついてしまっていて、そういう形のワッシャなのかと思ったくらいです(笑) なお、このワッシャ類はターミナルをリアカバーに通してから取り付けを行います(セットプレート:黒い台座のような形のやつだけは先に通しておきます)。
ターミナルボルトをリアカバーの穴に通したら順番通りにワッシャ類を通し、最後にナットで固定(まだ仮止めでOK)。 切り欠きの位置などを確認しながらターミナルをリアカバーに蓋をするようにぴっちりはめ込みます。ターミナルボルトのワイヤーが固くて取り回しづらく、ちょっと手こずるかもしれません。
アーマチュアに(何故か2枚しか見当たらなかった 笑)シムをセットし、シールリングを新品と交換してリアカバーを本体に組み付けます。 そうしたらフロントカバーとリアカバーそれぞれを本体の基準線に合わせて、組み上げは完了です。
最後にケースボルトでリアカバーを固定します。 その際、ケースボルトについていたOリングは新しいものに交換します。
ケースボルトをレンチでしっかりと締めて固定します。購入したばかりの7mm、大活躍!(笑) そして忘れずにターミナルボルトのナットも締めこんでおきます。 これでスターティングモーターのリストアは完了。引き続きRVFにスターティングモーターを組み付け直します。
スターティングモーターを元の場所に戻すのですが、スタータクラッチ内のギアとの噛み合わせがきちんと合わないと当然入りません。 スターティングモーターを前後左右にクリクリと動かしながら、うまくギアがかみ合うところを見つけていきます。うまくかみ合うと、スポッと入ります。 スターティングモーターがきちんとはまったら、マウントボルト(これがマイナス端子の役目を担っているらしい)をボルトの穴に通して締めこんでいきます。
最後に、破れてしまったスターターモーターターミナルカバーを新しいものに交換し、ケーブルをターミナルボルトに差し込んでナットで締めこみ、カバーを被せて、これでスターティングモーターの装着は完了です。 外しておいたバッテリーのマイナスを繋ぎ直し、さぁこれでセルスイッチを押せば生まれ変わったスターティングモーターが元気よくクランキングを行い、エンジンがかかるはずです! ってゆーか、かかってください!! ドキドキ、緊張の一瞬です!!!
[flv:http://boota.mydns.jp/blog/video/engine.m4v 270 480]
聞け、この雄叫びを!!(笑) さて、ここで「お、直ったんだ、よかったじゃん!」と思ったアナタ! 甘い!甘すぎるぞ!そんなアマちゃんなことでは、世の中渡っていけないぞ!! 上の動画をよく観察してくれ! 確かにエンジンはかかっているが、セルモーターのキュルキュル回るシーンが映っていただろうか!? そう、実はバッテリーを繋いで通電を確認、勇んでセルスイッチを押下したものの、スターティングモーターはリストア前と同様うんともすんとも言わなかったのです・・・。 リレーの「カチッ」という音がむなしく響くだけで、スターティングモーターはまったく動く気配がありませんでした。 ではどうしてエンジンがかかったか。 別にかつてエンジンが普通にかかっていた頃の動画を流用したわけではありません。・・・なんてことはない、押しがけしたんです・・・orz あまり得意じゃないんですが、何度か練習を繰り返していくうちに結構あっさりと押しがけできるようになりまして(笑) なんかそれならもうスターティングモーターなくてもよくね?みたいな?? というのは半分冗談です。 実際のところ、スターティングモーターを分解清掃してみたわけですが、状況は改善されませんでした。これはさらなる問題の切り分けが必要ということを意味するわけで・・・。 そこで時間が取れれば、スターティングモーターをバッテリー(もしくはこの間購入したモバイルジャンプスターターなどの外部電源)に直結してモーターが駆動するかどうかをチェックしてみようと思っています。 それでモーターが駆動するようならスターティングモーターの整備はつつがなく終了できたということですし、駆動しないようならもう一度バラして清掃・組み直しをして単体テストを再度行って・・・という手順を繰り返す必要があります。 ふ・・・まだまだ先は長そうだけど、実は根本的な解決策は既に用意されていたりするんですよね・・・( ̄▽ ̄) というわけで、この話題、もうちょっと続く・・・かも?(笑)... [続きを読む]

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前後ブレーキオーバーホール05:フロントキャリパー分解・清掃・組立

リアブレーキキャリパーはもう如何ともし難いので、それはそれとして脇に置いときましょう・・・。 では気を取り直して、フロントキャリパーを分解清掃することにします。 すでにトルクスボルトはほどほどに緩めてあるので、まずはこの4本のトルクスボルトをはずし、キャリパーを割ります。真ん中の2本はちょっと指が入りづらいのですが、それでもゴム手袋でくるくると回して取り出せます。 4本とれれば、パカッ!と綺麗に割れます(笑) そしたら、やりやすいところから処理していきましょう。 最初は最も簡単に取り出せる、Oリングを外します。これは一つのキャリパーに対して前部と後部に1個ずつ、合計2個使われています。 ブレーキフルードが付着しているのでちょっとヌメッと滑りますが、溝にはまり込んでいるわけではなく、ただ穴にはめ込んであるだけなので簡単に指で取り出せます。 なお、Oリングはキャリパー組立時には新品に交換するように定められており、従ってあらかじめ純正部品を必要数取り寄せておきました。 では続いて、もっともそれっぽく見える作業、ピストンの取り外しを行います。 キャリパーピストン脱着ツールはこの時のために購入したのですから、ちょっとドキドキしつつも、ワクワクです。 キャリパーピストンの中に引っ掛け部分を入れて柄を握ると引っ掛け部分が広がってキャリパーピストンを(内側から外方向に向かって)抑えつける形になり、キャリパーピストンを保持したままウネウネとキャリパーピストンを抜き取ることができる、というのが基本構造です(開いて固定した状態を保持するためのロックネジも付いています)。 クリクリとキャリパーピストンを回しながら少しずつ上に引き上げていき・・・。 取れました! けっこうスポッと抜けるんですね〜(笑) ちなみにキャリパー片面にキャリパーピストンは2個。そのピストンは大きさ(直径)が少し異なります。 なるほど、だから異径キャリパーなのか!(ずっと「異形」だと思ってた 笑) キャリパーピストンを取り出したら、その穴の溝にはまり込んでいるダストシールとピストンシールを取り出します(パーツリスト上では「シール、ジョイント」「シールセット、ピストン」と呼ばれているもの)。 しかしこれを取り出すのは結構骨が折れました。というのも、シールはそれ専用の溝にぴったりとはまり込んでいるからです。 噂ではこうしたシーリングパーツを取り外すための専用の工具があるらしいのですが(ピックツールとかいうらしい)、それは用意していません。 人によってはマイナスドライバーなどをピックツール代わりに使う猛者もいるそうですが、万が一キャリパーボディの内側に傷でもつけてしまったら目も当てられません(ってゆーか、使い物にならなくなってしまいます)。 そこで。

てれれれってれ〜♪ 「つ・ま・よ・う・じ・〜」... [続きを読む]

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