RVFのシート張り替え@DIY!

すでに外装関係がボロボロになっている我がRVFですが、経年劣化などによってボロボロになっているのはなにもカウルだけではありません。
このあいだのツーリングの時にたまたま気がついてしまったのですが、なんとシートの角っこのあたりで合皮が裂け、ウレタンが見え始めていたんです!!
これはまずいかも!?

これが取り外したシート。
上から見る分にはあまりもないなさそうですが、ひっくり返すとこの通り!
ウレタンが露出しています。
このまま放置し、雨天時などに乗ることがあればここからウレタンに水がしみ込んでいき、大惨事にもなりかねません。

そこでシートを補修、もとい張り替えることにしました。

まずは取り外したシートから、純正の合皮を止めている(タッカーの)針を丁寧に抜いていきます。針も経年劣化で傷んでいるので、乱雑に抜こうとすると途中で折れます・・・(一つやらかしてしまった)。
ホッチキスのお尻を使って針を浮かせ、ネジザウルスでつまんでゆっくりと引っこ抜く。
この単純な作業をすべての針に対して行うのですが、それなりに気を使いながらだったので結構疲れました(笑)
そしてすべての針を取り除いたら、シートの合皮を剥がします。

さすがメーカー純正の合皮は立体裁断になっていて、シートのウレタンにぴったりと張り付く形状になっています。
現れたウレタンを見る限りでは特に問題はない・・・ような気がしますが、ウレタン裏側はこんな具合。
ひえぇ〜、大丈夫なのでしょうか・・・?
ところで今回初めて知ったのですが、ウレタン部分は単体で取外せました。
この後ウレタンにビニールをかぶせるので、どうやって入れようか悩みどころだったのですが、ウレタンだけが外れるならちょっと敷居が下がったような気がします。
よかった!

ちなみに先ほどの露出していたウレタン部分。やっぱりここが一番傷みが激しい!これ以上の破損は何としても食い止めねば!

ウレタン部分だけがとりだせることがわかったので、ウレタンに袋状のビニールを被せ、不要な部分をカットしてシート台座部分に養生テープでビニールを仮止め。
そこそこぴったり、そしてウレタンを覆うビニールに隙間ができていなければ防水加工作業は完了です。
次はいよいよ本番!

あらかじめ購入しておいた合成皮革にシートをおいて、おおよその大きさに切り出します。
ちなみに合成皮革シートはユザワヤで購入したのですが、販売が1m単位のようだったので1mで購入しました(もしかしたら1m未満でも販売してくれたのかな?)。
ま、足りなくなるよりは余るくらいの方がいいですし、仮に最初の作業で失敗しても予備の合成皮革シートがあればやり直しが効くのでこれはこれでいいでしょう(笑)
・・・しかし1mは長すぎた・・・(^ ^;;
(結果的に使ったのは購入した合成皮革シートの1/8程度でした)

手頃なサイズに合成皮革シートをカットしたらシート形状に合わせて切れ目を入れておきます。RVFのシートはお尻の部分が円弧を描いていたり、シートを固定するためのボルト穴があったりとちょっと面倒な形状です。
この部分をうまく収められるような感じで合成皮革シートに切れ目を入れておくわけです。
もっとも、こちら側はシートを取り付けた後は見えなくなる部分なので、そんなに神経質になる必要はないかも。
ある程度のあたりがついたら、タッカーを使って仮止めです。
縦、横それぞれを引っ張りながら、シート表面にシワができないように確認しながら仮止めしていきます。
お尻の複雑な形状部分は「ああでもない」「こうでもない」と結構な試行錯誤(笑)
でもなんとかそれっぽい形に合皮を止めることができたと思います。
この時点で表面を再度確認し、問題がなければもう少し引っ張りながらタッカーを使い針を打ち込んで本留めしていきます。
なお、シートの形状はフラットではない上にタッカーを押し付けた先はウレタンという柔らかい素材のため、タッカーで針を打ち込むのが何気に大変です。
なんだかんだでかなりの量の針を無駄にしてしまいました・・・orz

そして作業開始から大体1時間30分くらいでしょうか。
こんな具合で完成いたしました。
立体裁断ではないため、どうしても部分的に小さなシワが寄ってしまいましたが、パッと見た限りでは特に気になるようなところはないと思います。
もっとも、裏面は結構ぐっちゃぐちゃですが(笑)
でもいいんです。こっち側はどうせ見えないんですし。

そして実際にRVFに装着。
色味がタンデムシートのそれと同じものがなかったので一番近い藍色を選択したつもりだったのですが、結構色合いが違いますね。
これならいっそのこと全く違う色を選択しても良かったのかもしれません。
でも、つけてみた感じでは特に問題はなさそうです。
軽く跨ってみましたが、新しい合成皮革はグリップもあり、ツルツルになってしまった純正の表面よりもはるかにお尻がシートにぴったりと固定されます。
街乗りはいいけど、これ、革ツナギだとぴったりしすぎになっちゃう?

というわけでDIYによるシートの張り替え作業はこれにて無事完了!
後は使い続けてどんな具合になるか、ですね〜。

最後に。

この作業における実損害。
抜き損なったタッカーの針で親指をブスッと一刺し。
あっという間に赤い丸が発生し、それがみるみる大きくなって合成皮革シートにべったりと・・・orz
ある意味ホラーな展開となったのでした(笑)

2件のコメント

  1. 凄いww
    椅子やさんにもなれますね!

    知らんけど。

    履歴を(足跡)を残すもの「ナイス」「いいね」みたいなものはこちらのブログにありますか?
    見当たらん~

    1. ひーこ さん

      DIYにしては上出来だとちょっと自画自賛してたりもしますが(笑)、
      その代償は大きく・・・(^ ^;;
      2〜3日、親指第一関節周辺まで微妙な痛みが全体にありましたが、もしかしてなんか良くないものが体に入り込んで、免疫細胞が頑張って撃退してくれていたのでしょうか?

      「ナイス」みたいなやつ、前はfacebookのいいね、それからツイッターのやつとかはてなのやつとか付けていたのですが、あんまり利用されてなくてやめちゃったんですよね〜。
      なにかもっと手軽で、同じ機能があるようなものがあったらインストールしてみますので、ちょっと気長に待っててください〜。

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