長瀞・秩父・飯能日帰りツーリング01:長瀞編

ちょっとイベントが続いたもので少し間が空いてしまいましたが、公休だった7月12日に久しぶりのソロツーリングに出かけてきました(予告はこちら)。
お天気予報によるとその日の降水確率40%とのことで、正直微妙です。とりあえず起床時に降っていたら中止にする予定にし、期待しないで就寝。
しかし翌朝、目覚めてびっくり!なんとお天気はほぼ快晴!
一応前日にパッキングは済ませておいたので、急いでライディングジャケットに着替えたら荷物を積んでいざ出発です!

ひまわりに見送られながら、目指すは埼玉県の奥地、秩父。ここをを中心に、ぐるっと一筆書きに回って戻ってくる計画です。
自宅近くの安いGSで給油を済ませたら、所沢ICから関越道に乗り、花園ICまで一気に駆け抜けます。距離的にも大したことはないので、途中のSAやPAには立ち寄らないでも問題無し!
花園ICを降りたら引き続き国道140号線を荒川に沿って秩父方面に走ります。
そして最初に訪れたのは、ライン下りで有名な長瀞。その名所でもある岩畳周辺です。
午前中はここで川遊びするのです(笑)

長瀞駅前を通って国道から川寄りに一本それた小道に入り、「県立自然の博物館」の近くにバイクを停めさせてもらいます。はじめはこの博物館に停めさせてもらおうと思っていたのですが・・・。

ちょうど道路脇にちょっとしたスペースがあり、先客が停めてあったのでちゃっかり一緒に停めさせてもらうことに(笑)
利用しない施設の駐車場だけを借りるなんて、やっぱり気が引けますものね!
木漏れ日に美しく佇むRVFをしばし眺めたら、RVFのすぐ後ろにある獣道のような小径をたどって長瀞渓谷の岩畳を目指します。

こんな感じでずんずん進みます。川べりでせせらぎの音が聞こえてくる上に、木陰で直射日光が遮られているので、思った以上に涼しい感じ。そして・・・。

岩畳に到着〜〜。なかなかの絶景です!
この間訪れた寝覚めの床に近いものがありますね。あそこよりも規模は小さいですが、川のすぐ側までいける分、こちらの方が迫力があります。

岩場の陰は穏やかにさざ波が立つ程度だったので、ちょっと触ってみましたが、「冷たいっ!」というほどではありませんでした。これなら泳いでもいいかも?
漢らしくスッポンポンになって川に入ってしまおうかとしばらく本気で考えちゃいました(笑)
←結果的に、やめておいて正解でした。

あちこちにこんな感じの巨石が転がっています。上流から転がってきて丸みを帯びているのか、ここで水に削られて丸くなっていったのか・・・。

両岸の切り立った岩にぶつかって、荒川はその名にふさわしいしぶきを高々と上げています。ここは泳いだら危険な感じですね(笑)

岩畳、というのはこういうのを言うのでしょうかね?
そういえばこの間は田代の七ツ釜で垂直な地層を見学しましたが、こちらはその対をなすかのように水平な地層です。

縞模様のついた巨石の間を勢い良く流れ下る荒川。上流にはダムがある(らしい)ので、放水の時はきっともっと激しい流れになるんでしょうね〜。

足場にしてたどってきた巨石も、よくよく見ればこの景色。ここだけ切り取ってみると、とても埼玉県の景色とは思えませんよね(笑)
だって、埼玉は都会だし!?

川べりの岩畳は水辺なのでとても涼しげではあるのですが、直射日光を遮るものがない上に、岩の照り返しがきつく、だいぶ暑くなってきました。ようするに涼しげかもしれませんが、涼しくはないということですね・・・orz
でも、水が豊富で日光もたっぷりなので、周りの木々は青々と茂っています。
隣の芝生は・・・ではありませんが、対岸の緑はとても気持ちよさそうです・・・(^_^;;

こんな感じでぶらぶらを岩畳を下流方向に散策していると・・・。

長瀞ライン下りの船がきました!(笑)
楽しそうだな〜。でも、みんな複数人での参加だな〜。あの中に、たった一人で乗り込む度胸はちょっとないかな〜。
なお、年齢層はちょっと高め?
平日の昼日中ですから、よく考えたら若い人たちが遊びに来るわけがありませんね。

おそらくこの辺りがライン下りのハイライトなのでしょう。
というのも、ここから下流側をみると、そこにはこれまで見てきたような荒々しい川面はないからです。

ね?
さっきまでの景色とは打って変わって、こちらはまさに揺蕩う水の流れって感じ。ここなら泳げるかも?
でもスッポンポンで泳いだら、ライン下りの人たちに見られちゃいますね・・・(^_^;;
それどころか、この人たちに捕まってしまうかもしれません。

秩父の消防本部の方々。
ものすごくにこやかに「こんにちは〜」と挨拶してくださったので、こちらも可能な限りにこやかに挨拶を返し、あぁ、自然の中にいると人間は穏やかになるんだな・・・なんて思っていたときに、ふと思い出しました。
そういえば、この辺りに来るまでの岩畳にロープが張られていて、「立ち入り禁止」って書いてあったな・・・。あれ、なんとなく僕のいる位置から岩畳側が(崩落していたりして危険だから)立ち入り禁止になっているんだと想像してたんですけど、立ち入り禁止と書いてある札の向きなどを考えると、もしかして僕が今いるこの川辺こそがその立ち入り禁止だったのではないかと・・・(~_~;;
でも、消防本部の人も何も言わなかったし、きっと大丈夫なのでしょう、うん・・・。そういうことにしておこう・・・。

気を取り直して。

しかし穏やかな流れです。
このあたりは岩畳もありますが、ところどころに砂利の河原もあり、僕はそこでちょっと水を触ったり写真を撮ったりしていました。
でもこの雰囲気なら、普通は誰かしら泳いでいてもよさそうですよね。
それが誰もいないということはやっぱり・・・?

恐ろしいほどに水の透明度が高いです。
実は今回、名水が湧き出ている場所を立ち寄りスポットに組み込んでいたので、コーヒーセットを持ってきていました。
なので、もしかしてこの水でコーヒーを沸かして淹れたらおいしいかも、としばらく本気で考えちゃいました(結局やりませんでしたが)。

水遊びというほど遊んではいませんが、久しぶりに川べりに下りて水に触れたり涼を取ったり、何気に満足満足(笑)
さてそろそろ戻ってRVFで次の場所に進もうと腰をあげたらなんと。
もうトンボがいるんですね〜。
悲しいかな、これがなんというトンボなのかわからない・・・orz

岩畳に映る影。このくっきり具合でも日差しの強さがわかるってもんですよね。もう半分干からびてます(笑)
そんなに距離を進んだわけではないのですが、岩場で足場は悪いし、アップダウン多いし、そもそもライディングシューズだし!

しかし、そんな過酷な(?)環境でも美は宿るもので。

涼しげな花が咲いてました。
この名前は・・・聞くなって・・・(^ ^;;
・・・あ、だから「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」んだ!(違

こちらは青いトンボ。
綺麗な青でしたが、なにぶん光量不足及びF値不足なので、ISO感度をかなーり上げての撮影。ちょっと粒状感が出ちゃった?

荒川の流れに沿って少し下っていった時は、岩畳や川の流れに目を奪われていましたが、帰りは同じルートをもう少しゆっくりのんびりしながら戻ったので、普段なら見過ごしてしまうであろうこうした自然の息吹にも目を向けることができました。

トンボがいるってことは、その幼虫のヤゴがいるってことですし、ヤゴがいるってことは水が澄んでいるってことですし、澄んだ水にヤゴがいるってことは、それを餌にするイワナなどが生息している(かもしれない)ってことですから、やっぱり自然ってつながってるんだな〜なんて思ってみたり。

そんなことを考えながら最後の獣道を登りきって、見えてきました。

RVFと向かい合うように止まっていた先客はすでにいなくなっていたので、僕のRVFだけがひっそりと佇んでいました。
緑の中にあっても、美しいマシンです。
さえずる小鳥の鳴き声を聞きながらもう少し木陰でのんびりしたいところですが、さぁ、それでは次の目的地、秩父へ向かうことにしましょう!

秩父編に続く。

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